2012年2月27日月曜日

車椅子ランナーを見て襟を正す

昨日は年に一度の東京マラソンの日。今年も沿道で声援を送った。

いや、しかし、車椅子ランナー。あれは、目の前を疾走するのを目にすると、もう、溢れる涙を止めることができない。一緒に沿道に立つ上の子に「なんで車椅子で走ってるの?」と訊かれ、説明しようとするが、感極まってうまく言葉にできない。

5年前、ちょっとした暇つぶしのつもりで、第1回東京マラソンを応援すべくマラソンコース沿道までぷらぷら散歩に出かけた。コース脇までたどり着くと間もなくして車椅子ランナーが視界に入ってきて、そう、その時も、突然涙してしまった。情熱に感動した。そして、自分に対して強く憤った。
「おいおい、おまえ(=俺)、思い通りに動かせる四肢がありながら、膝が痛いだの、すぐに息が上がるだの、そんなことを言い訳にして走らずにいるなんて、情けないとは思わないのか!」

そんなわけで、1km走ることもままならない軟弱な肉体の持ち主である僕だったけれども、とりあえず走ることを始めた。

ハーフマラソンをなんとか完走(といっても短くない距離を歩いてしまった)したのがこれまでの最高到達点。子供に手がかかるようになるにつれて日常的なジョギングさえもままならない現状。いろいろと肉体的な問題も多い。しかし、いつかは、フルマラソンを完走したいものだ。しかも、できれば、歩かずに。

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