2012年2月20日月曜日

生で甘いキャベツ

おいしいとんかつ屋でとんかつに添えられているキャベツの千切りまでおいしかったりすると、「あそこのとんかつ屋はキャベツに至るまで全てがおいしい!」なんていう風に褒めちゃったり。そんな、(とんかつにおいては)脇役でありながらも存在感も大きいキャベツ。

キャベツって苦かったり苦くなかったりするのは、あれ、なんなんだろう。…と、前々から、漠然と疑問に思っていたものの、最近(妻が)利用するようになった阪急キッチンエールのキャベツがコンスタントに最上級においしいというか甘い(←生食で)ので、調理法(切り方とか洗い方)以前に、素材というかキャベツそのものに違いがあるのではないか、と考えるようになった。

それで、調べてみると、
  • 収穫タイミングで苦くなる
  • 効率よく育てるための窒素肥料の与えすぎで苦くなる
  • そもそも、現在流通している野菜の多くは、味よりも見た目(色とか形とか虫が食べないとか)や安定した育てやすさ(病気に強いとか悪天候に強いとか)を優先した品種なので、そうした品種を味優先の品種よりおいしく育てるのは無理
とか、そういう情報が。

なるほど。そうすると、そこらへんを全てクリアして味優先のキャベツ(というか野菜)を生産しようとすると、どうしても値段は高くなってしまいそう。

というか、そもそも、今の時代、野菜やら何やらがあまりにも低価格で流通しすぎな気もする。スーパーで売られている値段を考えると、生産効率だとか流通効率を優先した野菜作り(および流通、販売)でないと成り立たないのだろうという気がしてくる。農家の人だって本当はよりおいしい野菜を作りたいだろうに。我々消費者がつい値段の安さばかりを求めてきてしまった、その結果が苦いキャベツなのかな、とか思ったりした。

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