キャベツって苦かったり苦くなかったりするのは、あれ、なんなんだろう。…と、前々から、漠然と疑問に思っていたものの、最近(妻が)利用するようになった阪急キッチンエールのキャベツがコンスタントに最上級においしいというか甘い(←生食で)ので、調理法(切り方とか洗い方)以前に、素材というかキャベツそのものに違いがあるのではないか、と考えるようになった。
それで、調べてみると、
- 収穫タイミングで苦くなる
- 効率よく育てるための窒素肥料の与えすぎで苦くなる
- そもそも、現在流通している野菜の多くは、味よりも見た目(色とか形とか虫が食べないとか)や安定した育てやすさ(病気に強いとか悪天候に強いとか)を優先した品種なので、そうした品種を味優先の品種よりおいしく育てるのは無理
なるほど。そうすると、そこらへんを全てクリアして味優先のキャベツ(というか野菜)を生産しようとすると、どうしても値段は高くなってしまいそう。
というか、そもそも、今の時代、野菜やら何やらがあまりにも低価格で流通しすぎな気もする。スーパーで売られている値段を考えると、生産効率だとか流通効率を優先した野菜作り(および流通、販売)でないと成り立たないのだろうという気がしてくる。農家の人だって本当はよりおいしい野菜を作りたいだろうに。我々消費者がつい値段の安さばかりを求めてきてしまった、その結果が苦いキャベツなのかな、とか思ったりした。
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