2013年1月4日金曜日

トライスキー

今シーズンは、娘(6歳なりたてホヤホヤ)をスキー場に3回も連れて行くことができた。

娘は2年前に一度だけスキーをしたことがあったものの、そのときは、一緒に行った友達とスキースクールに入ったのに、インストラクター群が気に食わない(やたら元気の若いお兄さんの準備体操の号令に拒否反応が出たらしい)とかで、最初の3分で脱落。一緒に行ったインストラクター資格を持ってるパパ友が30分ほどコーチしてくれた。その間に僕は10年ぶりにスキーを満喫。その前後にも僕が多少手ほどきをして、といったところ。

それで2年ぶりのスキーだったわけなんだけれど、今回は、スキースクールは最初から当てにしないことにして、僕がずっとそばに付いていてやろうという方針。そのために、強力なアイテムを入手。

それが、これ。ジャジャーン!
トライスキー

これをスキー板の先っちょに付けておくと、
  1. 板の先端が重なってしまうことがない
  2. 足を開くだけでボーゲンの基本姿勢(に近い姿勢)がとれる
という効果が得られる。板の先端が重なって操作不能で転んで機嫌悪くなって…、という状況が避けられるだけでもかなりありがたいし、スピードコントロールのために身につけなければいけないことの幾つかを器具が肩代わりしてくれることで短時間での技術習得が見込まれる、というミラクルアイテム。

あ、ちなみに、左右のパーツのジョイント部分は、外せる。スキー板を片方外してひねるとすごく簡単に外れるけど、板を両方装着したまま外そうとすると、ちょっと力が要る。
左右のパーツを外したところ


実際使ってみたところ、やはり効果はてきめん。とりあえず、「スキーの板が重ならないように」とか、そういう七面倒くさいことを気にせずに、前後位置のバランスとりに集中できる。で、それができたら次は、ボーゲンの姿勢作りに集中できる、つまり、脚を広げて(=スキー板で三角形を作って)両足の親指側のエッジを効かせるようにする(当然そういう用語は使わずにそれを教える)。転ぶ可能性がものすごく低くなるので、子供がスキーをすごく楽しんでるのが、とてもいい。

3回ほどもリフトに乗ると、後ろから腰の辺りを支える「だっこスタイル」での滑りではなく、僕がバックボーゲンで先導して、娘が2〜5mぐらい後ろから追従する、というスタイルで滑れるようになった。それが初日。この日は全部で6回リフトに乗った。

二日ほど間を空けて、2日目は別のスキー場に行った。ブランシュたかやまというスキーヤーオンリー(スノボ禁止)のちびっ子連れにはちょっと安心度高いスキー場。しかも、ここでは、未就学児のリフトが無料、というありがたい設定。

ここでは長いリフトとそれに対応する長い緩やかなゲレンデがある(それ以外もいろいろある)。この日は、この長いのを一本滑った後に、本人の希望で、トライスキーを外してみた。そしたら、まあ、時々転んだりしながらも、もうそれなりに滑れていた。これは、すごい。トライスキーの効果はやはりウワサ通り絶大だった。そして、早くも、もうトライスキー不要。

翌々日の3日目は、やはりブランシュたかやまに行ったんだけど、この日は、山頂まで上って4kmものロングコースを滑り降りたりしてみた。娘は、まだ「思いのままに」とはいかないまでも、左右へのターンやスピードコントロールがそれなりにできるようになってきて、だいぶ楽しんだ様子。

というわけで、トライスキー、超オススメ。すぐに不要になる割には値段がちょっと高いけど、それだけの価値はあるし(スキーを嫌いになるリスクがほぼ除去できることを考えるとプライスレスだ)、使い終わったらヤフオクかなんかで売却すれば、それなりに高く売れるのでは?
我が家では、たぶん次のシーズンに2歳半になる息子にトライスキーを使わせてみると思う。2歳半だとさすがにすぐには習得できないだろうと思うけど。

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